オステオパシーレクチャー
第8回オステオパシーを学ぶうえで
シカゴモデル、ミシガンモデル、カークスビルモデルなど米国では3つのモデルが代表的ですが、
ニューヨークのオステオパシー大学のモデルも素晴らしいものがあります。
Dr.シオワイツによるアプローチです。通称FPRといいます。SCSやスティル技法によく似てていますが、実際には違います。彼のアプローチは圧縮を基本としたアプローチです。そのことによって固有受容器に働きかけ、素速い反応をえることができ、治療の時間を短縮することができます。
彼はひとりの患者さんにかける時間が全身を診て治療して、15分でした。彼は1日、100人もの患者さんを診ていました。彼はFPRだけでほぼ治療ができました。FPRのあとにけしてスラストを使いませんでした。
日本に来日した、ダウリング先生の場合はFPRで緩める事に使いその後、他の技法を使うイメージがあります。
私も彼から教授を受け、そのためのトレーニングを受けてきました。
私は米国のいろいろな教授法を体験してきましたが、ミシガンモデルが一番解剖学的にも生理学的にすぐれ、バイオメカニカルな理解と各構造、器官を理解し、より適切なアプローチをすることを学ぶことができます。
ミシガンモデルにしろカークスビルモデルにしろ長くの間、双方の大学にDr.キンバリーは関わってきました。
ある意味、ミシガンモデルのほうがDr.グリーンマンと研究、開発により、より進化したかたちといえます。
皆さんは、どれを選びますか?それとも全部を勉強しますか?
私はどれも優れていると思います。