ストレイン アンド カウンターストレイン

 

今回ジョン・グローバー先生をお招きして、ストレイン アンド カウンターストレインを講義して貰うことになりました。

谷口書店から出版されている 「カウンター・ストレイン オステオパシーの手引」で有名な、故ハーバート・エイツ DO FAAO とDr. グローバー先生は共書で書きあげました。

 

この本は全日本オステオパシー協会でカウンター・ストレインのテキストでもあります。
私達は過去にDr.エイツから、このテクニックを学びました。

彼のカウンター・ストレインにはテンターポイントに限らずトリガーポイントを含めた圧痛点だけではなく、前面の圧痛点や後面の圧痛点をいかに効率よく消すか。結合組織の質により保持する秒数の違いなど、クリニカル的に優れていたのをよく覚えています。

 

このDr. エイツとDr. グローバーによるカウンター・ストレインが再び日本で行われます。


コースとしては、まず、坐学として、カウンター・ストレインの開発による秘話。カウンター・ストレインがオステオパシーの技法の中での位置づけ。間接技法の中の位置づけと役割。
カウンター・ストレインの技法の生理学的メカニズム。
カウンター・ストレインの治療手順。

 

そして実技としはカウンター・ストレインの技法の原理を学びます。アドバンスとして、よりエナジェティックな方法も準備しています。

Dr. グローバーはDr. フルフォードからも多くの教えを受け、クラニアルのサザーランドの直系達からも多くのものを学んでいます。

 

そしてエナジェティック・ヒーラーからも多くのものを学び、オステオパシーの東地区、中地区、西地区の独特なものも学んできました。
そして彼はオステオパシーの医学生の時代の時から学力とテクニックに優れ、カウンター・ストレインの開発者、ローレン・ジョーンズ DO FAAO のインストラクターを務め、彼と共にカウンター・ストレインを開発し広めてきました。

 

現にオステオパシー総覧の1版、2版、3版とカウンター・ストレインの全ての章にも常に関わってきましたし、他の人達が出版したカウンター・ストレインの本にもアドバンスしてきています。
そして彼は開発者、Dr. ジョーンズを凌ぐとよばれた、Dr.メイアーからもカウンター・ストレインも学んでいます。

 

彼はカウンター・ストレインの達人と言われてもいいでしょう。
彼から多くのことが学ぶことができるでしょう。そして、スティル・テクニックの開発者の、Dr.バスカーク DO FAAO と共にスティル・テクニックも開発に協力しています。

 

今回はカウンター・ストレインの基礎からエナジェティックへ。そして筋膜リリースへのシフトないし、まるでスティル・テクニックのように直接法へのアプローチなど満載の内容となっています。


彼は現在、米国カリフォルニア州 TOURO UNIVERSITY のオステオパシー学部の学部長を務めており、過去に米国オステオパシー大学協会のオステオパシーの原理による教育委員会の委員長も歴任しており、2001~2002年に米国オステオパシー学会の会長を務め、Thoms L. Northup Memorial Lecture 、Scott Memorial Lecture を講演することを選ばれ、2011年の米国オステオパシー学会の総会にて、A.T.Still Medallion of Honor を受賞しています。