山本逸二代表が、2016年6月のクラニアルアカデミーのカンファレンスで、  日本オステオパシー業界初のクラニアルアカデミー認定試験に合格しました。


今回、この認定試験に合格できたのは米国オステオパスの人達が私を受け入れてくれ、そして熱心に指導してくれたお陰であります。
この認定ということに、おぼれず、これからも渡米し続け日々精進をしていきたいと思います。
私と関わる全ての人達に感謝したいと思います。

 

昨年からクラニアルアカデミーの名前が変更となり、もともとの名称、Osteopathic Cranial Associaton に変わりました。

今回から認定試験が米国のオステオパス、外国のオステオパスも共通試験となりました。
以前は別々の問題で試験を受けており、インターナショナルのほうの認定試験はインターナショナルの組合のみの認定で、将来的にクラニアルアカデミーが認定になるかどうかと言われていました。

 

今年からOsteopathic Cranial Associaton と名前が変更となる事により、OCA 認定となりました。

共通試験となって日本オステオパシー業界の初めての合格者となりました。
今まではインターナショナルの方の試験は簡単だと米国オステオパスから批判がありました。
これで米国オステオパスと共通試験試験となり平等という事になりました。
過去に900名ものオステオパスが受験し、実際受かったのは130名ほどです。
この試験に日本人オステオパスが受かるということが、いかに偉大な業績か理解できるでしょう。

 

試験の内容

 

学科試験、口頭試問、実技試験、症例報告を含むプレゼンテーション、面接となります。

今回私は米国オステオパスを含めて、受験者の中で最高得点をだしました。
昔、Dr.フライマンのところで、クラニアルアカデミー認定の40時間のベーシックコースの時、満点をだしたことを思い出しました。
それに今年の初めにDr.フライマンが他界し、今回のクラニアルアカデミーのカンファレンスはDr.フライマンの今までの功績を讃え、メモリアルカンファレンスともなりました。
本来なら彼女にこの栄誉を報告したかったし、一緒に祝いたいと思いました。生きている彼女に報告出来なかったのが残念です。
カンファレンスで彼女の功績や彼女のオステオパシー哲学、オステオパスのスピリッツなどの映像が上映されました。
そして黙とうとなり、そこで彼女に報告となりました。
彼女に報告が届くとよいのですが、再度御冥福お祈りいたします。
そして認定試験合格者はOCA の理事になれる権利が頂けるそうです。
私は特に興味はないのですが…。

 

今回のOCA のインターナショナルの会議で日本が認定となるための2つの条件がだされました。

 

・日本政府がオステオパシーないしオステオパスの診療権を認めること。

・もう1つはOsteopathic International Aliance の正会員に日本の団体がなること。

現在、OIA の準会員である、ある団体は、その団体のホームページに日本のオステオパスの認定に、200時間の教育が必要とあります。
実際、OIA は最低1600時間、必要とあります。

実際日本政府の認定する医療資格を保持したうえで、オステオパシーの教育を最低1600時間、受講しないとなりません。
そして誰に教育を受けたかも問われます。OCA の理事の方々から、決して日本をメンバーとして認めない訳ではないと、是非日本にOIA の正会員になれるよう頑張って欲しいと、そうすれば日本の道は開けると。激励のお言葉をいただいたとともに、日本の連合会に伝えて欲しいとのことでした。
私は連合会の方へお伝えしました。日本には連合会だけでなく、沢山のオステオパシーの団体があります。
是非世界基準の教育を目指していただきたいと思います。

 

各団体、いろいろ事情はあると思いますが、何を持ってオステオパシーなのでしょうか?

何を持ってオステオパスとして名乗れるのでしょうか?
いち団体だけでなく、個人レベルでも考えていきたい問題ではないでしょうか?

 

皆さんは、どういうオステオパスをめざしますか?