第1回オステオパシーレクチャー オステオパシーを学ぶにあたって
オステオパシーを学ぶにあたって、各団体に属して定期的に学ぶ、本来はそれが理想的であります。私が習った、先生方が言うには、オステオパシーは高尚なものであり、手と手による受け渡しでなければならない。大多数の中のセミナーを受けても、その技術の伝承はない。知識だけが受け継がれたかたちとなる。
だけども、知識も必要である。まだまだ日本ではオステオパシーの書籍が十分普及しているとは思われない。そしてオステオパシーの論文となるともっと少なくなる。
オステオパシーをより理解し習得するためには、書籍、論文等も読んでいく必要がある。
私達スタディーグループでは、オステオパシーを学ぶうえで、必要な書籍、論文などをこれから、どんどん翻訳していこうと思っています。
まずオステオパシーを習得するためには原理、原則の習得が必要となる。
そのために、いろいろな書籍が存在する。
米国でいえば、カークスビルモデル、ミシガンモデル、シカゴモデルが代表的といえる。
日本ではシカゴモデルは珍しいように感じられる。だけどもハリソン フライエットはシカゴのオステオパシー大学卒業であり、フライエットの法則という、脊柱のバイオメカニクスの導入はシカゴのオステオパシー大学から始まる。
65年、KCOM卒業のDr. スタイルズの時はフライエットの法則は教えられておらず、書籍を内緒で購入して勉強していたという状態で、もし読んでいることがバレたら、おまえは、頭がおかしいんじゃないかと、言われKCOMの付属の精神病院に入れられるという時代だったそうです。
ある意味、シカゴのオステオパシー大学は時代の先端をいっていたといえます。
イギリス人のリトルジョンが大学をつくり、そしてフライエットから発展し、Dr. ストラッチャンへと受け継がれていく。
そして、悲しいことに、米国ではリトルジョンの名前は知られていますが、彼の教授法は残されていません。
それは、どうしてだろうか?
シカゴモデルを勉強したい方は、絶版となってしまいましたが、
オステオパシー総覧
エンタープライズ社
洋書で
Principles of osteopathic technic
Fryette
Somatic dysfunction osteopathic family medicine
Kenneth Nelson D,O,
あと、Chicago style OMM
Robert kappler D,O,FAAO
のDVDがあります。他にもありますが、このあたりから勉強するのがよいかと思います。
次回はミシガンモデルを紹介